釣り上げたばかりの新鮮なタコで作るたこ焼きは、身がぷりっぷりで香りが段違い🐙✨。本記事では、王道の関西風たこ焼きから、パーティ映え抜群の巨大たこ焼き(ビッグボール)まで、家庭のたこ焼き器・フライパン・オーブンで再現できる方法を網羅します。味の決め手となるだし配合・油の使い方・粉の選び方・焼き温度管理・保存と温め直しまで徹底解説!
前提のタコは「釣ったタコ(新鮮)」。市販タコを使う場合の選び方もフォローします。下処理の基本は以下を参考にしてください👇
- 👉 タコの洗い方・ぬめり取り
- 👉 タコの締め方
材料
基本のたこ焼き(約30個・直径40mm前後)
- 釣ったタコ(ゆで・ぶつ切り):250〜300g(約30〜40粒分)※吸盤多めも◎
- 薄力粉:200g(またはたこ焼き粉200g)
- だし(昆布+かつお):700〜750ml(※水+だしの素でも可)
- 卵:2個
- 醤油:小さじ2、塩:小さじ1/2、みりん:小さじ2
- 牛乳:大さじ2(コク出し。省略可)
- 青ねぎ(小口):適量、紅生姜(みじん):適量、天かす:適量
- サラダ油:適量、牛脂 or ラード:少量(外カリ演出)
巨大たこ焼き(直径80〜100mm・6〜8個分)
- 釣ったタコ(ゆで角切り):350g(大きめカット推奨)
- 薄力粉:250g(またはたこ焼き粉250g)
- だし:900ml
- 卵:3個、醤油:小さじ2、塩:小さじ2/3、みりん:小さじ2
- キャベツ(粗みじん):100g(食感アップ)
- 青ねぎ・紅生姜・天かす:各多めに
- 油:多め、牛脂 or ラード:適量
トッピング・ソース類(共通)
- たこ焼きソース/お好み焼きソース
- マヨネーズ(全卵タイプ or コク系)
- 青のり、かつお節(花がつお)、だし醤油+柚子胡椒(さっぱり系)
- 岩塩+レモン、ポン酢、出汁つゆ(明石焼き風)
道具
- たこ焼き器(電気 or ガス)/フライパン(小さめ球形金型でも可)
- 竹串・千枚通し(返し用)、油引き、ボウル、泡立て器、計量カップ
- 巨大たこ焼き用:お玉(丸深型が便利)、耐熱ボウル(オーブン使用時)
ポイント:釣ったタコは塩もみ→湯通し(または短時間ゆで)→冷却→ぶつ切りが基本。風味を飛ばし過ぎない短時間加熱がコツです。
作り方
下ごしらえ(タコ)
- 締め:現地で締めた場合は身が締まり、食感が良くなる。参考:タコの締め方
- ぬめり取り:塩をまぶしてよくもむ→流水でぬめりを落とす。詳細:タコの洗い方・ぬめり取り
- 加熱:沸騰湯で30秒〜2分目安(サイズ次第)。長く茹で過ぎないこと。
- 冷却:氷水で冷やし、水気を切って1〜1.5cm角に切る(巨大たこ焼きは2cm角も◎)。
生地づくり(ふわトロ黄金比)
- ボウルにだし・卵・牛乳・調味料を入れ、泡立て器で混ぜる。
- 薄力粉をふるい入れ、ダマが残らないよう混ぜる。練り過ぎない。
- 冷蔵庫で30分休ませるとグルテンが落ち着き、とろける口当たりに。
基本のたこ焼きの焼き方(電気/ガス)
- プレートを中〜強火で温め、油をしっかり敷く(角や溝まで)。牛脂少量を加えると表面がカリッ。
- 穴の8分目まで生地を流し、ねぎ・紅生姜・天かす・タコの順に入れる。溢れるくらい生地を足してOK。
- 周りが固まってきたら、外側の生地を内側に寄せながら半回転→さらに回転。竹串での返しはためらわずクルッと。
- 表面がキツネ色になったら、低〜中火でじっくり回し焼き。外カリ中トロで完成!
巨大たこ焼きの焼き方(ホットプレート or たこ焼き器の大穴/代替法)
- 大きめの穴または丸型金型にしっかり多めに油。生地→具材を詰め、上からさらに生地。
- 側面が固まるまで触らない。返しは1/3回転→休ませ→1/3回転→休ませの段階返しで崩れ防止。
- 中心温度が上がりにくいので、火加減は中火キープで時間を味方に。
- 代替法:耐熱ボウルに生地と具を重ね、オーブン180〜190℃で20〜25分→型から外し、表面をフライパンで追い焼きするとカリッ!
明石焼き風(出汁で食べる・軽やか系)
- 薄力粉180g+卵3個+だし800ml程度にして、生地をかなりゆるめに。
- 焼き色は薄め、アツアツの出汁つゆにくぐらせて食べると上品で最高🤤
仕上げ・盛り付け
- ソース→マヨ→青のり→かつお節。マヨは細口ボトルで格子に描くと映える。
- 巨大たこ焼きはナイフでピザ切りにしてシェア🍕
焼きの合図:返す前に表面を竹串でなぞって幕が張っているかを確認。ベチャっと糸を引く段階はまだ我慢!
各材料選びのコツ・代用例
タコ(釣ったタコ/市販タコ)
- 釣ったタコ:吸盤が主役。コリッとした食感が映えるのでぶつ切りで存在感を。
- 市販タコ:身が締まって弾力がある、色が鮮やか、ドリップ少なめ、臭みなしを選ぶ。
- 下処理は短時間加熱で香りキープ。硬くなる原因は加熱しすぎ。
粉(薄力粉/たこ焼き粉/ブレンド)
- 薄力粉ベース:だしを効かせるならこちら。うま味は調味で調整。
- たこ焼き粉:ベーキングパウダーやうま味が配合され安定して膨らむ。初心者◎
- ブレンド:薄力粉150g+たこ焼き粉50gで「素朴×香ばしさ」を両立。
- グルテンフリー:米粉200g+片栗粉20g+だし多めで軽やか仕上げ。
だし・調味
- 基本:昆布+かつお。うるめ節・いりこを足すと香り深く。
- 時短:水+顆粒だし。塩分に注意して醤油量を微調整。
- コク:牛乳・生クリーム少量/白だしを数滴。入れすぎはベチャ化の元。
香味・具材
- ねぎ:小口切り。青い部分も香り要員として活用。
- 紅生姜:みじん。辛味が苦手なら刻み福神漬けや柴漬けで代用もOK。
- 天かす:油分と香りで屋台の香ばしさを再現。
- 変化球:コーン、チーズ、青しそ、桜えび、刻みキムチなど。
油(外カリの決め手)
- サラダ油を基本に、牛脂 or ラードを少量ブレンドで香ばし膜。
- オリーブ油は香り強め。和だしには米油も相性◎。
ソース・仕上げ
- 濃厚派:たこ焼きソース+コク系マヨ。
- さっぱり派:だし醤油+柚子胡椒/ポン酢。
- 明石焼き風:出汁つゆ(白だしを薄める)で上品に。
Tip:巨大たこ焼きは具を大きめに、天かす多めで香ばし油分と空気層を確保すると火通りと食感が良くなります。
失敗しないポイント・調理の工夫
外カリ中トロの核心
- 高温の油膜:予熱はしっかり。プレートが泣く(油がサラサラ流れる)温度が目安。
- ゆるめの生地:流動性がトロッと落ちるくらい。硬い生地はボソつきの原因。
- 返しのタイミング:側面に膜→半回転→休ませ→回転。焦らない。
- 回し焼きで乾かす:仕上げに弱火でじっくり。水分の抜き方が口当たりを決める。
タコの食感コントロール
- 下茹で短時間+氷水でキュッと締める。
- 巨大球は角2cmでもOK。中心温度が上がるよう火加減は中火キープ。
- 吸盤多めは香ばしさUP。軽く炙ってから入れると香り爆発🔥
ベチャっとなる原因と対策
- 生地が緩すぎ・返しが早すぎ・油が少ない。
- 対策:油増量/休ませ時間を足す/天かす追加で油膜づくり。
香りを立たせる裏ワザ
- 最初に牛脂を穴の縁に塗る→縁カリに。
- 仕上げに追いだしスプレー(霧吹きで白だし薄め液を軽く)※かけすぎ注意。
- 盛り付け直前にかつお節を砕いて指でひとつまみ。香り立ちが段違い。
時短方法
- タコは釣行後に下処理→ゆで→角切り→小分け冷凍。当日解凍で即投入。
- 生地は前日仕込みOK(冷蔵)。使う前に軽く混ぜるだけ。
- 巨大球はオーブン焼き→フライパンで表面だけカリッと追い焼きで時短&失敗減。
注意:冷凍タコはドリップが出るのでペーパーで水気をよく拭く。水分過多は食感ダウンの原因。
見栄え・盛り付け
- 王道:ソース→マヨ格子→青のり→花がつお。器は黒系で対比が映える。
- 和モダン:だし醤油+おろし+柚子皮。軽やかで日本酒に合う🍶
- 巨大たこ焼き:ピザカッターで8等分、中心に刻み青ねぎの山。
- 写真映え:マヨは細口&均一間隔、斜め45°でリズムを。
保存方法・保存期間
冷蔵
- 粗熱を取り、密閉容器で冷蔵1〜2日。
- 温め直し:トースター180℃で7〜10分。表面カリッを再現。
冷凍
- ソースなしで1個ずつラップ→フリーザーバッグ。空気を抜いて保存。
- 保存期間:2〜3週間を目安。
- 解凍:電子レンジ600Wで1分→トースターで仕上げ5〜7分。
食品衛生
- 二次加熱を前提に保存。半生は避ける。
- 夏場の持ち運びは保冷剤&保冷バッグ必須。
補足:巨大たこ焼きは中心温度の上がりが遅いので、保存前に完全に火が通っているかを必ず確認しましょう。
その他豆知識・プチ情報
地域スタイルあれこれ
- 関西風:だし強め・生地やや緩めでトロッ。外側は香ばしく。
- 屋台風:天かす多め&牛脂で香り濃厚。ソースは甘辛。
- 明石焼き風:卵多め・だし多め。出汁で食べる上品系。
よくある質問(FAQ)
Q. 生地は前日から作っていい?
A. はい。冷蔵でOK。使う直前に軽く混ぜ、塩分が沈んでいないか確認。
Q. 外カリが出ない…
A. 油不足・温度不足・返し早すぎが主因。牛脂を縁に塗る+段階返しで安定します。
Q. タコが固い…
A. 茹ですぎが多い。下茹で短め→氷水で締める→角切りを大きめに。
Q. 市販タコの選び方は?
A. 弾力・艶・ドリップ少。吸盤がぷっくり、酸化臭のないものを。
釣り人向けメモ
- 釣り場からの持ち帰りは冷やし込みで鮮度キープ。
- 帰宅後は即下処理へ。詳細リンク:タコの洗い方・ぬめり取り/タコの締め方
釣ったタコで作るたこ焼きは、香り・食感・満足度が別格。王道も巨大も、あなたのキッチンで再現できます。ぜひ家族や仲間とワイワイ楽しんでくださいね🐙🎉

熱き鉄の窟に生地を流し、タコを抱かせて丸く育てれば、香ばしき衣の中に海の旨みが閉じ込められる。噛めばハフハフと湯気立ち、心までも転がるがごとく温まるぞ。豪快に作って、皆で笑顔になるのじゃ🐙✨
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