船タコ釣りの準備

目次

準備こそ船タコ釣りの成功のカギ

船タコ釣りでしっかりと釣果を出すために、まず大切なのが出船前の準備です。
「現場でなんとかなるだろう」と考えてしまいがちですが、船の上では限られた道具・スペース・時間の中で釣りをすることになります。

特にタコ釣りは、仕掛けのトラブルや準備不足によって貴重なチャンスを逃してしまうことがよくあります
しっかりと準備しておけば、落ち着いて釣りに集中することができ、結果的に釣果も大きく伸ばすことができるのです。

タコ仙人

タコ釣りは準備で決まると言っても過言では無いほど、準備が大切じゃ。スポーツ・テスト・仕事とも通づるものがあるのだぞ✨

なぜ“準備”が重要なのか?

釣りは自然が相手。いつ、どこで、どんなタイミングでチャンスがくるか分かりません
だからこそ、あらゆる場面に対応できるように準備しておくことが大切です。

特に船釣りでは、船宿によって使用できるオモリの重さやタコエギの数・仕様などが違うことがあります。
これらを確認せずに現地へ行くと、「エギが多すぎて使えない」「オモリの号数が合わない」といったトラブルに繋がってしまいます。

タコボーイ

えぇ~!せっかく準備したのに「使えません」って言われたらショックだよ…!

タコ仙人

タコに限ったことでもないが、船釣りではオモリやラインを統一することで、お祭りのリスクを減らすのじゃ。流れてる船から仕掛けを落とすので、皆、バラバラだとすぐに周りと絡まってしまうからのぉ。後は漁業組合の規制等もあるので、事前に確認することが大切なのじゃ🐙

出船前に整えておきたいこと

準備とは、道具を揃えるだけではありません。
「使いやすく整えておくこと」「その場ですぐに対応できるようにすること」も含まれます。

  • ✔ 船宿指定のPEラインやオモリ号数を事前に確認する
  • ✔ タコエギの個数・カラー・重さを事前に選別・整理しておく
  • ✔ 仕掛けやスナップはあらかじめ結んでおく
  • ✔ キープ装備も忘れずに用意する

こうした準備ができていれば、現場で慌てず、釣りに集中できる最高のスタートが切れるはずです。
次の章では、まず押さえておきたい船宿のルールと確認ポイントについて詳しく解説します。

まず確認!船宿ごとのルールと仕様

船タコ釣りでは、乗船する船宿ごとに細かいルールや仕様が設けられています。
これらを事前に確認しておかないと、せっかく用意した道具が使えなかったり、トラブルの原因になってしまうこともあります。

予約時や出船前に、必ず以下のポイントを船宿へ確認しておきましょう

事前に確認しておきたい項目

  • PEラインの号数指定(例:PE3号指定、4号以下など)
  • リーダーの太さや長さの制限
  • オモリの号数・形状(例:30号、40号など)
  • 使用できるタコエギの個数(例:1個のみ、2個までなど)
  • タコエギの種類・サイズの指定
  • スナップの形状や仕掛け構成に関する指定

事前に聞いておくと安心なこと

  • ✔ レンタルタックルの有無と内容(PE付き?タコエギは?)
  • ✔ 出船時刻・集合場所・駐車場の案内
  • ✔ 氷やバケツ・生簀などの備え付け有無
  • ✔ 船内トイレの有無(長時間乗る場合は重要)
タコボーイ

うわ〜…船によって違いすぎる!ちゃんと聞いておかないとだね!

船宿のホームページに詳細が載っている場合もありますが、電話やLINEなどで直接聞くのが確実です。
小さな疑問も、あらかじめ解消しておくことで、当日の不安がなくなりますよ。

次章では、実際に使う基本タックルと仕掛けの準備について解説していきます。

基本タックルと仕掛けの事前準備

船タコ釣りでは、しっかりしたタックルの用意と、仕掛けの事前準備が不可欠です。
釣り場に着いてから結束や交換をしていては、チャンスタイムを逃してしまいます。

ロッドとリールの選び方

専用ロッドや先調子のパワー系ロッドが基本です。短めで操作性がよく、タコの重みをしっかり感じられるものが適しています。
リールはPEライン2〜4号が150〜200m巻けるベイトリールが定番。ハンドルはパワーハンドルタイプが疲れにくくおすすめです。

ライン構成の基本

  • メインライン:PE2〜4号(船宿指定に従う)
  • リーダー:フロロまたはナイロン8〜10号を1m前後
  • 接続方法:FGノットやスイベル使用でも可

リーダーの太さや長さは船宿によって異なります。必ず事前に確認し、出船前までに結んでおきましょう。

タコ仙人

ライン結び等も前の夜のうちに済ませておくのじゃ✨

仕掛けの下準備

船でのタコ釣りでは、仕掛けのセッティングを素早く完了できるようにしておくのが基本です。
以下のような準備をおすすめします。

  • ✔ タコエギとオモリをスナップ付きでセット済みにしておく(スナップまででも可)
  • ✔ スペアの仕掛けを3~5セット収納
  • ✔ スナップやスイベルは大型のものを多めに準備

現場で慌てないための一工夫

釣行当日は、天候や船の揺れ、濡れた手での作業などで仕掛け交換が思うようにいかないこともあります。
事前に仕掛けを袋に分けておく、タックルボックス内を使いやすく整理しておくなど、小さな工夫が当日の「快適さ」と「釣果」に繋がります。

タコボーイ

前にスナップ忘れて全部直結したら…時間めっちゃかかったよ〜!

次章では、釣果に差がつくタコエギの選び方と整理術についてご紹介します。

タコエギの準備と整理方法

タコ釣りにおいてエギ選びと整理整頓は超重要
現場でスムーズにエギを交換できるように、準備段階から戦略的に考えておくことが釣果アップにつながります。

船で使うエギは“ルール準拠”が絶対!

まず大前提として、使用できるタコエギの個数やサイズ・種類は船宿のルールに従う必要があります。
3連エギなどの堤防向け仕掛けは、船ではNGのケースもあるので注意が必要です。

タコ仙人

むやみに派手な仕掛けは他の釣り人に迷惑になることもある。船釣りは共同作業でもあるので、周りと足並みを揃えるのじゃ🐙

どんなエギを準備しておくと良い?

以下のようなバリエーションを用意しておくと、状況に応じて対応しやすくなります。

  • ✔ 派手系カラー(オレンジ・ピンク・赤など)
  • ✔ 地味系カラー(黒・茶・クリアなど)
  • ✔ 夜光タイプ(曇天・深場・濁り潮に◎)
  • ✔ シンカー付き or 重めエギ(潮流が速い時)

初めての船タコ釣りでも、5~8本ほど持っておくと安心です。

使いやすく整理しておこう

船の上では、スペースも時間も限られています。
エギケース内にあらかじめ整理整頓しておくことで、迷わず交換できるようになります。

  • ✔ カラーや重さごとに仕切りに分けて収納
  • ✔ 交換用オモリもすぐ取り出せる位置に
  • ✔ ケースごと防水バッグなどに入れておくと安心
タコボーイ

船の上って思ったより揺れるし狭いよね!ケースが散らかって大惨事になったことあるよ〜!

次章では、釣ったタコの素早い処理とキープ方法について解説していきます。
釣ったあともスピーディーに行動するのが船タコ釣りの基本です!

タコを逃がさない!キープ装備と道具の準備

船タコ釣りでは、タコを釣り上げた後の「保管方法」まで考えておくことが大切です。
タコは非常に脱走上手。しっかり準備しておかないと、せっかく釣ったタコが逃げ出してしまうこともあります。

タコはバケツから脱走する!?

タコは吸盤を使って容器をよじ登るのが得意です。フタのないバケツや浅い入れ物では、あっという間に脱走してしまいます。
釣ったタコをしっかりキープできる装備は、安全に釣果を確保するための大事な準備なのです。

タコ仙人

タコはな、見かけによらず抜け出し・脱走の達人なのじゃ🐙

おすすめのキープ装備

脱走を防ぐためには、以下のようなフタ付き・通気性のある容器がおすすめです:

✔ ランドリーバスケット(蓋付き・メッシュタイプ)

✔ 専用タコネット(ジッパーや紐で開閉できるもの)

✔ タコバケツ(フタ付き+排水穴ありタイプ)

ランドリーバスケットは安価で軽く、水切れもよいため人気があります。

フタのロック(チャック)がしっかりしているものを選びましょう。

滑り止め手袋やエギ外しも準備しよう

タコはぬめりが強く、素手では掴みにくいため、滑り止め付きのグローブがあると便利です(無くても可)。

また、針からタコを外す際にはエギ外しやプライヤーがあると便利です。

 

✔ 滑り止めグローブ(ゴム・ニトリルなど)

✔ プライヤー/エギ外し器具

✔ 締め具や締めバサミ(船宿で推奨される場合)

タコボーイ

何度もチャック忘れて逃げられたことがある、、、💧💧💧

キープ容器はロープで固定しよう

容器は船にしっかりロープで結んでおくのも大切な準備のひとつです。
風や揺れで転がったりしないよう、船の柵や座席周りに固定しておきましょう。

準備の一手間で釣果を守る

タコをキープする装備をきちんと整えておけば、釣った後も安心して次の一投に集中できます。
釣果を無駄にしないためにも、「逃がさない準備」は最初からしておくのがベストです。

忘れがちな便利アイテムと準備チェックリスト

船タコ釣りでは、仕掛けやロッドだけでなく、「あると助かる便利グッズ」の存在が快適さやトラブル回避に大きく関わってきます。
特に初心者の方は、これらの小物類の準備が抜けがちなので、事前にしっかりチェックしておきましょう!

あると便利!小物&サポートグッズ

  • タオル・雑巾類(手や道具のぬめり拭きに必須)
  • 日焼け止め・帽子(夏場は特に重要)
  • 酔い止め薬(乗り物酔いが不安な方は必ず)
  • 予備のリーダーライン/スナップ/エギ
  • プライヤー/フックシャープナー(針先の再調整に)
  • ハサミ/ラインカッター(仕掛けの交換時に)
  • ジップロック袋・ビニール袋(ゴミの回収やエギの整理にも)
タコ仙人

釣り場で「あれがない!」となると、せっかくの釣りが台無しじゃ。細かな道具まで念入りに準備しておくのじゃぞ✨️

服装・天候対策も忘れずに!

船タコ釣りは夏が多いですが、熱中症対策は十分にお願いします
また滑りにくい靴が安全です。

  • 飲み物・塩飴・保冷ボトル(夏)
  • 防水バッグ・ドライバッグ
  • レインウェア(雨天時・波しぶき対策)

出発前に!準備チェックリスト📝

最後に、出発前に確認すべき項目をリスト化しました。スマホのメモや印刷で活用すると便利です。

  • 🔲 タックル(ロッド・リール・ライン)
  • 🔲 エギ(予備含めて数・色・重さを確認)
  • 🔲 オモリ・スナップ・リーダー
  • 🔲 滑り止めグローブ・プライヤー
  • 🔲 キープ用バスケット・ロープ
  • 🔲 酔い止め・日焼け止め・帽子・飲み物
  • 🔲 タオル・ビニール袋・小物類
  • 🔲 レインウェア・長靴・防寒着(必要に応じて)
  • 🔲 船宿情報・集合時間・料金の確認

釣果を伸ばすだけでなく、安全で快適な釣行を実現するためにも、小さな準備の積み重ねがとっても大事です!
ぜひ、この章を参考に、出発前のチェックをお忘れなく🎣🐙

タコボーイ

前の日に準備しておけば、朝バタバタせずにすむね!僕はメモ帳に全部書くようにするね✨

タコ仙人

しっかりとした準備は、しっかりとした成果に結び付く。準備自体も釣りの一つと、楽しめれば良いのぉ🐙

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